ようこそ Aliceの癒しの国へ
❤本日のお話☕♠
👠 夏の京都、レトロな洋館で紐解く96年の甘い秘密

8月の京都って、本当に気まぐれ。
「あら、なんだか日差しが柔らかくなったかしら?」
なんて朝の涼しさに騙されて油断していると、お昼間にはジリジリと照りつける太陽が「私を忘れないで!」
ってばかりに自己主張してくるの。
ほんと、憎たらしいくらい情熱的なんだから。
でもね、そっと日陰に逃げ込むと、時折すり抜けていく風が涼しくて、少しだけ夏を許してあげたくなるのよ。
そんな暑さと、歩き疲れたわたしの身体を甘やかしてくれる、とっておきの隠れ家があるの。
京都の街にすっかり溶け込んだ
『リプトン三条本店』
扉を開けると、そこは今どきの派手な華やかさとは無縁の世界。
歴史を重ねたレトロな趣と、大人だけが知っているような落ち着いた空気が漂っていて、まるで時間の流れがゆっくりになったみたい。
今日もここで、夕食からカフェタイムまで、わたしのお決まりのフルコースを堪能するわ💋
💎 隠れんぼする蟹と、グツグツ踊るグラタン

🎀 蟹のライスグラタン
テーブルに運ばれてきた瞬間から、ふわりと漂う蟹の香りにうっとり。
でもね、見た目はとってもシンプルで、
「ねえ、蟹さんたちはどこに隠れているの?」
って言いたくなっちゃうくらい。
グラタン皿の端っこでは、まだソースがグツグツと小さな泡を立てて踊っているわ。
まさに、オーブンから飛び出してきたばかりの熱烈な歓迎のサインね。
でも困ったわ。わたし、大の猫舌なの。
目の前に美味しそうな魔法があるのに、「フーフー」の儀式が長すぎて、なかなか一口目にたどり着けないのよ。
もどかしくて、ちょっぴり自分が可笑しくなっちゃう。
やっとの思いで小さな一口を頬張ると……
「ん!!カニだわ!」
身は綺麗にほぐされたフレーク状なのに、しっかりとした歯ごたえが私、ここにいるわよ!って主張してくるの。
連続してパクパク食べたいのに、一口ごとに「フーフー」しなくちゃいけないのが、なんだか焦らされているみたいで憎いわ。
そこに、時々顔を出すトロリとしたチーズが加わって、濃厚なドレスをまとったようなリッチな味わいに。
カニの魔法にすっかり夢中になっていたけれど、途中でふと気づいたの。
「え?ライスはどこかしら?」
ライスの感触がびっくりするくらい控えめなのよ。
時々、ツブツブっとした感触が「忘れないで」って顔を出すくらい。
そのライスさえも、蟹のエキスにすっかり包み込まれていて、見事なまでに蟹味に染まっているの。
なんて愛らしいのかしら。
💎 96回目のアニバーサリー、黒いドレスをまとったプリン

素敵なディナーの後は、お待ちかねの至福のお茶会よ。
聞いて驚かないで? Sir Thomas LIPTONは、なんと創業96周年。
しかも、わたしが訪れたこの日が、まさにその記念日だったの!
日本で初めてロイヤルミルクティを提供したこの三条本店では、毎年この時期に期間限定のスイーツが登場するのよ。
今年は「ロイヤルミルクティ・シュークリーム」も仲間入りしたって聞いて、お店に着くまではプリンって決めてたのに、わたしの心はシュークリームに激しく揺らいでしまったの……
でもね、なんと売り切れ!
みんな、美味しい秘密はよく知っているのね。
というわけで、最初に心に決めていたこの人をいただくわ。

🎀 ロイヤルミルクティ・プリン
テーブルにやってきたその姿に、思わず目を奪われたわ。
表面にトッピングされているパウダー、ティラミスなら茶色いココアパウダーだけど、これは「黒」なの。
「クロって何かしら?」って不思議に思って、そっと表面だけをすくってみたの。
なんと、カラメルだったのよ!
ふんわりとしたホイップに絡みつくビターな苦味は、まさに背伸びした大人の味。
なんてお洒落なドレスを着ているのかしら、って見た目からもう癒されちゃった。
スプーンを奥に進めると、そこには濃厚なロイヤルミルクティーそのもののようなプリン。
トロトロすぎず、しっかりとした芯があるのに、舌の上でスーッと滑らかに溶けていくの。
さらに食べ進めると、底から思いがけないサプライズ。
通常のプリンにかかっているようなカラメルが隠れていたのよ!
でもね、このカラメルは苦味も甘さもとっても控えめで、優しく寄り添ってくれるようなお味。
ビターな大人の黒カラメル、伝統を誇る濃厚なプリン、そして底で微笑む優しいカラメル。
この三人が手を取り合って、わたしの口の中で最高のハーモニーを奏でてくれるの。
これに合わせるのは、もちろんこの紅茶。

🎀 アッサムティ
豊かな香りと、あっさりとした優しい口当たりが、さらに心と体を癒してくれるわ。
プリンのロイヤルミルクティーと、カップのアッサムティ。
まるで二種類の素晴らしい紅茶を同時にいただいているような、なんて贅沢な時間かしら。
💎 歴史に溶け込む、ティーハウスの優しい空気

96年という、長い長い歴史を刻んできたティーハウス リプトン三条本店。
京都という歴史ある街の空気に、まるで最初からそこにあったかのようにさりげなく、でも確かな存在感で溶け込んでいる、素敵なカフェレストラン。
落ち着いた洋館の中で、美味しいお料理とお茶会に身を委ねる時間。
夏の暑さも、歩き疲れた足の重さも、全部この甘い空気が溶かしてくれたわ。
また明日からも、わたしらしく軽やかに歩いていけそう。
今日も最後までAliceの癒しの国で過ごしていただいてありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております💋
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