ようこそ Aliceの癒しの国へ
☪️ 無限に広がる宇宙への旅立ち
先日、漫画家の松本零士さんが、お亡くなりになりました。
わたくしは、松本零士さんの作品がとても好きです。
その中でも『銀河鉄道999』は群を抜いております。
本日は、そんな宇宙を旅する感動の世界のお話の扉を、ご案内させていただきます🧚
⚜️ 宇宙の旅へと出発する少年と一人の女性
この物語は、機械人間と生身の人間との争いから始まります。
主人公である星野鉄郎は、機械伯爵という機械人間にお母さんを殺されてしまうというつらい出来事が起こります。
でも、その思いを胸に機械の体をもらうために宇宙へと旅立ちます。
鉄郎は優しくて勇敢な、とっても素敵な男の子です。
大好きなお母さんを殺したのも機械人間。
今から自分がなろうとしているのも機械人間。
きっととっても複雑だったでしょうね😔
鉄郎は旅をしている間に、機械の体になることに、疑問を持ち始めます。
人は色んな体験の中で心が成長するとともに、心境の変化が芽生えるのです。
鉄郎の最後に出した決断は、何だったのでしょうか。
そしてもう一人。
忘れてはならない、女性なら一度は憧れる謎の女性
メーテル
金色の長い髪をなびかせながら、ほんとに美しいです。
メーテルは、ある目的のために鉄郎と旅に出ることになります。
でも、鉄郎と旅をしながら、メーテルもまた心境に変化が起こります。
もう一つ大事なもの。
この作品の中心にある銀河鉄道の列車
銀河鉄道999
機関車がモデルとなっています。
近代化が進む中でも、未だに人気のある機関車がモデル。
作品の中でも出てくるのですが、終着駅に到着したお客は二度と帰らないので、生身で旅する間は、心休まる懐かしい乗り物になっているそうです。
こんな背景を考える松本零士さんは、旅する者の心が分かっていて心が暖かい方だったんだなあと思います。
⚜️ 無限に広がる宇宙
アンドロメダという終着駅までの道のりは、とても長く厳しい旅です。
旅をする間に、色んな星へ停車していきます。
わたくしは、このいろんな星の出来事がとっても好きです。
星によって、その日一日の時間が違っていたり、空気や温度も違うのです。
住んでいる人も様々で、人の形なんてしていないアメーバーみたいなものも、出てきたりするんですよ😊
車内で車掌さんが駅名を言う度に、
「次はどんな星なんだろう。また何か起こるのかな」と
ワクワクしてみていました🙌
⚜️ 豪華な登場人物
この作品の中で驚くことがございます。
それは、別の作品の主人公が出ていることです。
そしてメーテルととっても関わりがある二人
キャプテンハーロックとクイーンエメラルダス
特にクイーンエメラルダスとメーテルの関係は驚くものがございます。
メーテルは、クイーンエメラルダスの双子の妹だったのです。
銀河鉄道999の中では、関係性は明かされていませんが、クイーンエメラルダスの物語の中で、二人の話がされている場面があり、その中で明かされています。
こうして松本零士さんの、宇宙、海賊、という形で別々の作品の登場人物が出てくると、カッコよさと豪華さで胸が高鳴ります😍🙌
⚜️ 感動と美しい別れ
長い旅を経て、たどり着いた終着駅アンドロメダで見た光景。
そして鉄郎が最後に下した決断が、メーテルとのお別れになります。
このラストシーンは、何回見ても感動で胸がいっぱいになります。
旅をしながら成長していく鉄郎が、クライマックスではとってもかっこよくて憧れます😊
そして別れを決断し、旅に出るメーテルの言葉が心に響きます。
私は、あなたの思い出の中にだけいる女
私は、あなたの少年の心中にだけいた青春の幻影
そして発車する列車を追いかけて、メーテルと叫ぶ鉄郎がとっても切なくて涙があふれてきます。
鉄郎の声に気づいて、窓から顔を出すメーテル。
旅の間は、思いつめたような悲しい顔が多くて、どこか寂しそうな所が印象的なのですが、最後に見せた笑顔はとっても美しくて、何度も見てしまいます😌💖
⚜️ 宇宙に重ね合わせた心の旅
鉄郎は、本当に果てしなく長い宇宙の旅へ出ていたのでしょうか。
そして、メーテルは、存在していたのでしょうか。
この作品は、ただ宇宙へ難題を解決しながら旅をする物語ではなく、少年が成長していく心の旅でもあったのではないかなと思います。
そして当時はまだ機械人間なんて想像のものでしかなかった時代ですが、最近では、AIや、産業ロボットなどが発達している世の中へと、どんどん進んでおります。
作品の中の機械人間を見ていると、リアルな世の中に機械人間が誕生してくるのも、そう遠くはないような気がいたします。
そんな世の中を先駆けて描いている松本零士さんは、やはり偉大な方だなあと、改めて思います。
素敵な作品を作り上げてくれたことに感謝いたします😌✨
今日も最後までAliceの癒しの国で過ごしていただいてありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております🧚♀️